高齢化社会を支える会社 10月第3週
昨日、同友会の例会で、 (有)福祉ネットワークさくらの小川志津子社長が運営している「グループハウスさくら」を見学しました。
小川氏は、ご自身の母親の介護を8年間続ける中で、自分自身の老後の生活に不安を抱き、自分が納得できる施設を探すため、全国の有料、軽費老人ホームを60ヶ所以上見学したそうです。
しかし、納得する施設が見つからなかったため、「それでは自分でつくろう」と思い、「元気なうちからお互いに支えあい、寝たきりをつくらない」のコンセプトで、17年前に自立型の「グループハウスさくら」を開設したそうです。
1996年には旧厚生省「高齢者グループリビング支援モデル事業」の第1号に指定され、現在は、高齢者共同生活に関するセミナー、シンポジウムでパネリスト、講演活動などで活躍しております。
現実の運営の話や苦労話など、セミナーでは聞けない生々しい話もなり、大変有意義でした。
間もなく日本は、3人に1人が65才以上の超高齢化社会を迎えます。
高齢化社会への対応は、技術屋さんにとっても、我々の暮らしにおいても重要な課題であり、改めて考えさせられる1日でした。
小川さんは早くから世の中の流れを読み、しっかりとした信念を持ち、思いを実行に移すことが出来ているすばらしい経営者だと思いました。
まだまだ、足りないこと、勉強しなければならないことがたくさんあるそうです。敬服。。。