身を削る

消費増税論議が盛んですね。
政府は、国会に法案を提出し月内の審議入りを目指しているようですが、道のりは険しそうです。
「このままだと借金で破綻するから仕方がない。」とか「やることやってから」と言う意見は会社経営に対する社員感情ににています。

ずさんな経営で赤字が続く会社がありました。
経営者もしくは経営陣から事あるごとに財政状況が伝えられる。
聞いてる社員は細かい数字までは頭に入らないが、何となくやり繰り大変なのは分かる。
そして、いろいろな経費が切り詰められて行く。それでも社員は、安いコピー用紙を探して来たり、仕入材料をやり繰りしたりいろいろな工夫で節約を始める。

ところが会社には、生産性の無い役員が沢山いる。更に社長の父ちゃん母ちゃんじいちゃんばあちゃんまでに役員報酬が払われていたりする。
社員の日々の節約で捻出した利益も、社長の馬鹿息子が経費で使う飲み代やカジノ代で吹き飛ぶ。
そして、とうとう何の革新計画も展望もなく社員の給料が1年後に3%,2年後に5%下げられる給与規定が役員会で審議されている。その役員達も自分達の保身や倒産後の再編の思惑で真っ二つ。
今の国の状況を会社に例えるとこんな感じでしょうか。

一昔前の首相が「痛みに耐えて構造改革」とか言ってましたが、経営コンサルタントさんの話では庶民(一般社員)が耐えられる時間はせいぜい2年。

社員に負担を強いるのであれば、まず経営者もしくは経営陣から身を削る。そして、二年以内に実感できる結果を出す。

国が目指す行革や実質成長率が出来るかどうかわかりません。

ただ、会社を本気で立て直したいと思っている社長は、社員に求める前に自身の身を削る覚悟と実践が必要なんだと、一連の増税論議を通して感じた次第であります。

レフティ社長も労働時間と報酬が反比例して金銭面では削られる一方ですが、増えて行くウエストを含め、まだまだ身を削る余地がありそうです。

今日のひとりごと
・数字より実感
・経営者の責任と約束
・久しぶりに真面目に書きました。

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