祝 技術士試験合格
お世話になっております。
いつもレフティ社長のブログをご覧いただきありがとうございます。
私事ですが、令和4年度の技術士「建設部門」の国家試験に合格いたしました。
個人のFacebookには、苦節20年と書いてありましたが、正確には初受験は平成11年。33歳の時です。
レフティ社長は既に独立していて、自分の回りに技術士を持っている方はおりませんでした。
一方で、取引先は続々と技術士を輩出する大手建設コンサルタント会社。
取引先から要請があったわけではありませんが、技術畑でご飯を食べるなら資格くらいないと、いつまで経っても黒子のままとの思いがあり、独学でNET検索などをしていた事を覚えています。
NETで見つけた大阪の技術士のブログに感銘を受けて、わざわざ会いに行ったこともありました。
その時は翌年にでも受かる勢いでおりましたが、それから四半世紀かかるとは当時は思ってもおりません。😅
当時は、実務経験がある人は一次試験が免除されていました。H15年あたりに試験制度が変わり、実務経験に関係なく一次試験からの受験が必要になりました。
専門学校卒の小生は、免除の科目がなく、数学や物理などの共通科目も受けなければなりませんでした。
毎年、ミドリムシや微分積分の勉強をしましたが、全く覚える事が出来ず、不合格の連続でした。
日本技術士会に文句言ったり、測量士や他の国家試験から共通科目免除を模索しましたが、結局挫折。
その間、RCCMに受かったりもしたので、一時はあきらめておりました。
その後、また試験制度が変わり、共通科目が基礎科目に組み込まれることになりました。
もうミドリムシ(生物)はやらなくていいんだ。と再度一次試験にチャレンジ。
ところが、5者択一問題が案外難しくて1点に泣く年が数年続き、結局一次試験パスは平成26年。
この時点で初受験から15年経過。
その後、二次試験に挑戦しますが、経験論文がなくなったり、必須が5者択一になったり、社業との掛け持ちでまともに勉強もせず敗退続き。
経営指針に自治体直接受注を掲げてはいるものの、有資格者の確保が出来ず、建設コンサルタント登録すらできない。
設計業務は資格や登録がなくても営業する事は可能ではあります。
しかし、地域の人材の雇用や新卒の採用を行う企業が無資格無登録でよいのか?
との思いもあり資格を持っている後輩を雇って登録を行ったりもしました。
近年は、入札参加の要件を満たしておりますが、
当初の思いは、自らが資格を持ち、堂々と世の中の課題解決に取り組むこと。
令和になって二次試験の5者択一問題が論文形式になり、最後のチャンスが回ってきました。
それでも惜しいところでAABとかABAが続きました。
(4つの論文「必須」「専門I I II」「専門Ⅲ」がA A Aとなると合格となります。)
ありがたいことに、仕事をいただくお客様からも、「技術士にふさわしい業務」にお声かけいただき
あとは、しっかり伝える訓練をすればよい。というレベルまで来たのが一昨年。
正直、今年の筆記試験は、勉強しないでも回答できました。
念願の筆記試験合格後は、初の口頭試験に向けて苦闘が始まりました。
この間も、有資格の後輩やオンラインでアドバイスくれたセミナー講師、先輩技術士などの
支援もあり、本年めでたく技術士になることができました。
初受験から24年目の成就です。
私は、社長であり、上司に資格取得を迫られることはありません。
給与も自身で決められるので、資格があろうがなかろうが自身の収入もかわりません。
資格がなくても業務も経営もできます。
誰に言われる訳でもなく、諦めるのも簡単でした。
ただ、「資格なんて要らない」って、取ってからいいたいな~。😊
「継続は力なり」を実践する事。
奇しくも今日は3月11日。
私は東日本大震災以降、この仕事に誇りと使命感を強く感じています。
自社固有の技術力を次世代に繋げなければならないとの思いがあり、ここ数年のモチベーションでもありました。
資格は取ったら終わりでなくこれからが始まり。
引き続き社会のお役に立つ所存でございます。
最後に、ここまでお付き合いご指導いただいた先輩後輩の技術士の皆様、新技術開発センター様、毎年お弁当を持たせてくれた妻に心から感謝もうしあげます。
ありがとうございました。
今日のひとりごと
#思いは実る
#継続は力なり
#人が生き技を磨いて心を育む