新年度
今日から新年度です。
毎年の事ですが、我が業界の年度末は本当に多忙です。
三月にお客さんが殺到する訳ではなく、締め切りが集中する。
国交省などは、3月工期を分散するような取り組みをしているようですが、まだまだ3月集中が現実です。
昔は、締め切りまで放ったらかして、ギリギリにバタつく夏休みの宿題仕事もありました。
でも最近は、みな真面目にコツコツと準備したり、途中の協議資料の要求にも即日対応しています。昔に比べれば数十倍の効率化を図っています。
それでも最後は時間が足りなくなる。
例えば、100日の工期があった時、
検討協議と設計取りまとめを1:1(50日づつ)で工程組んでいたとしても、大概前者の工程が遅れ気味になり、後者にしわ寄せがくる。
近年は特に顕著で、極端な話90日協議検討に費やして10日で設計なんて案件もある。
私は長年この仕事に従事しているので、時間が無い時の目のつぶり方も割り切り方も心得ています。
ただ、余りにも短納期対応に終始していると、若い技術者達が考えることをやめてしまう。
ソフトウェアの進化と共に問題意識とストレス耐力の低下が進む。
その一方で繁忙期を乗り越える度に実力つけて行く人もいます。
当社のスタッフも皆、それぞれの立場で力を発揮し、お客様から多くのありがとうをいただきました。
束の間ではありますが、ゆっくり休んでリスタートしましょう。
大変お疲れ様でした。
今日のひとりごと
一喜一憂の年度末
技を磨き人を磨く